Step 1 例えば上のような石のついた指輪は..
まずデザインを決め,以下のような手順で作成します。
1)石のはめ込み部分を作る
2)リングを作る
3)石のはめ込みとリングを合体させる
4)石をはめ込む
5)仕上げ(表面を磨く
Step 2 必要な銀はどのくらい?
公式
直径(d)のリングを作るのに必要な銀の長さ
長さ(L)= π(d+t)= S+tπ
d:リングの直径
t:銀の厚さ
S:ヨーロピアンサイズ(指輪の内円の長さ)
例えばサイズ52の指輪を厚さ1.8mmの銀の板で作ると
長さ(L)=52+1.8π=57.65
幅を12mmとすると、重さにして大体xxgです
他に下記のような石の留め部分に必要な厚さ0.5mmの銀は?
カーネリアン:直径(d):11.5mm 高さ:5mm
長さ(l)=π(d+t)=3.14(11.5+0.5)=37.68
これは重さ大体yyg 指輪全体でzzg
工房凛ではワークショップに
参加された方に材料費1g当たり70円(時価)をご負担頂いています。
Step 3 石のはめ込み部分を作ります
@)銀を熱して加工しやすいようにやわらかくします
A)必要な長さより少し大きめに切った銀の両端を直角定規とやすりをつかって直角にします
B)心棒に巻きつけて形を輪のようにした後、
銀の両端を合わせて、接合部分がぴったり合うように糸鋸で接合部分を切ります。
C)接合面がぴったり合うようになったら、ロウづけします
*ロウづけ
貴金属と貴金属を接合する作業をロウづけといいます
接合するのに用いる金属を「ろう」と呼び、母材より融点の低い同種の合金を使います
D)細い心棒にはめて正しい円にします。石にぴったり嵌るか確認します。
Step 4 土台の指輪部分を作ります
はめ込み部分と同様に@)からD)までの作業をします
心棒に嵌めて輪になったら、上端と下端をやすりで水平にします
紙やすりを取り付けたモーターを使ってリングの表面を滑らかにします
糸ノコとやすりでリングの表面の模様をつけます
Step 5 ストーンセッティング
石のはめ込みとリングを合体させます
リングと石のはめ込みがぴったりはまるようにはめ込みの下の部分を
丸く紙やすりで削るか、糸ノコで切り落とします
そして、はめ込み部分とリングをロウづけします
石をはめこむ
必要に応じて接着材を用いて石を固定した後、石の周りを留めるために
平タガネを使って石留めめします
石留めの周りを滑らかにして、好みによってはバフという機械を使って表面を磨いて光らせて
できあがり
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