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寺子屋開きに向けて
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屋根裏にシロアリ除けペンキを塗る
これから塗る壁

29MAY2008

東京から戻って、2週間やっとスランプから脱却しまして、やっとぐんぐん動けるようになりました!!ふぅ。

チェンマイと東京を春と秋の年2回行き来する生活を始めて今年で3年目ですが、これまでの経験から毎回移動後2週間は何らかの不調をきたしていると言えます。今回は、本当に何もやる気が おこらず、最も不調な日々に、する気になるのは寝ながら本を読むことくらい、他のことは、何をやっても、腰がフニャリと抜ける気がして、「どうせうまくいかないだろう」という悲観が先にたち、その観念が事実ひっぱることの連続でした。ジュエリーを作ってみても、銀を溶かす、つくる飯はまずい、太極拳はイマイチのれない、芝刈り機を押すたびに、ゴミがひっかかって前に進めない。やれやれ

しかしながら、一体何が低潮を高潮に変えるのでしょう?今週の火曜の朝から、何か変わったという気がし始めて、あらあら、何をやっても楽しくなって..後から思えば、「どうせ2週間は不調なんだから、腹腰を鍛えて調子を立て直すなどと無駄な努力をせず、2週間寝続ければ良かったかも?」と思いましたが、私の整体の師は「何事も度と間が大切」とおっしゃるので、2週間ダメながらも自分に対して働きかけていたのが効を奏したということなのでしょうか?次回は2週間睡眠に逃避して、比べてみようか?人間の細胞は2週間経つと総入れ替えされるといいますから、寝て待つのがいいのかなぁ?

世界的に流行っているDVDと本「ザ・シークレット」などが説いている、”牽引の法則”によると、不安や
悲観的観測がネガティブな結果を 引き寄せているそうですが、不安や悲観的観測を一掃することが
とってもとっても難しいっ!!この不調を経験してひとつ感じたことは、今までの自分にどこか傲慢なところがあって、自分が働きかけたことに対する見返りが 少ない!という憤りの蓄積が、私を不満にし、再び自分を不満に導くであろう未来に対し不安に感じ、悲観的にしているような気がしました。満足する、満ちるという感覚を持てる私になるには、どうしたらいいのか探りたいです。そして、もっともっと丁寧に 真剣に、多面的に物事を受けとめて、精一杯生きて、この春訪ねた岩国の人、作家宇野千代さんみたいに死に際には
「面白かった」と言って去れるように努力したいです。

さてさて、私が不調の間も夫ヌクーンは、この4月に日本に行ってから高潮のようで、一人で自宅敷地内の母屋とは別棟、通称セカンドハウスの補修にとりかかりました。日本の神様のお陰かな?やっと体勢を立て直した私も加わって、暇をみつけては、二人で作業にいそしんでいます。

毎年5月はチェンマイの観光客の人数が減ります。ヨーロッパは一番良い季節ですし、夏のバカンス前に
人々がひと働きするであろう時期なので、納得なのですが、去年は前年に起ったクーデターや春の排気
ガスによる濃霧のために、「この先観光客が来なくなるのではないか?」との不安に捕らわれ、チェンマイのジュエリー教室の先行きを危ぶんでいた私達でしたが、自分達にやりたいことがあると、観る世界が違う
ものです。今年は「このまま 2週間くらいジュエリー教室に生徒さんが来ないと、補修が一気に はかどって
いいのだが」などと考えて います。まったく幸も不幸も自分達がつくりだすもので、外的な事柄は関係ありませんね。

最初は荒れ果てた廃屋のどこから手をつけていいやら分からず途方に暮れていた私達ですが、動いて みると、物づくりフェチの私達、屋根や壁の色の選択、床材のことやら、考えるのが楽しいことばかり。この春
二人で日本に行って、資金繰りに奔走したものの結果は無残だったので、今できることは限られていますが、それでもできることを少しずつ続けて、来年2009年にお客様をお迎えできるように準備をしています。
過度に結果を期待せず、過程を楽しむことを心がけて。



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