43日間の東京滞在を終えて10月27日にチェンマイに戻りましたが、
チェンマイの状況は相変わらず。 通貨バーツが高く、天候不順も影響して、一時は世界で
人気5番目の観光地になったほどの名声があったチェンマイに、観光客がほとんど
いなく、知り合いの会社が倒産したとの話も聞くし、夫ヌクーンの工房も 一週間に1日しか生徒さんが
集まらない状況。
でも何故か私が東京-チェンマイ間を往復して度胸がついたらしく、「何とかなるでしょう」と、東京での
激務?!の後の休養をゆっくりとっています。国民に信頼の厚い王様もご病気で長期で入院なさっているし、去年のクーデターを締めくくる、来月の民主化に向けての選挙も景気回復に結びつくかは疑問で、日本以上に
先行き不安であろうタイ国民の間に、『不安』の濃度が東京より薄いのは、私がまだ現地人化して
いなく実情に疎いせいもあるけれど、やはり、政治や経済がダメでも庭や道端のたわわになる果物を食っていれ
ば何とか生きていけるという絶対的な安心感が人々の心の底にあるからではないでしょうか?
我が家の庭のパパイヤやジャックフルーツの木は確か今年の初めにも実を沢山つけたのに、何と!放って
おいても二毛作で、また実をたわわにつけています。全ての事象は光の当て方で、いかようにも映るもので、
我が家は、自然に与えられた豊かな恵みに感謝して、また新しい流れがくるまで、しばらくお休み。
この一ヶ月半の間に家の14の窓に手作りの網戸が取り付けられたし、夫婦でまあまあよく働きました。
新しい流れは次の新月イキング頃かな?わくわく。色々な機会を与えてくださった全てに感謝(合掌)
追記、パパイヤの葉を観てデザインしたブローチを光が丘の催事で買っていただいたのですが、
誤って、 「マンゴーの葉の形」と申してしまいました。日本人にとって梅と桜の花の形が異なる以上に、
タイ人にとってパパイヤとマンゴーの葉は違うのに。まだまだタイの文化が血となり肉となるには遠い私。とほほ..
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