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朝の散歩
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一番大きなChedi(仏塔)は14世紀半ばに建てられました
左のChediの祭壇近くの大きな菩提樹
祭壇の御影石に跪坐すると本当に心がスッとします
ワットチェッドヨーの「チェッド ヨー」は7つの仏塔という意味。そのひとつひとつ、手を合わせると心地が違います

06Aug2007

過去のチェンマイに日記でもチラホラ述べておりますが、我が家では、お子様の到来が 待ち望まれております。今のところ、全く兆しがないので、両親に豊かさをもたらす?イノシシ年の方は無理な のですが、この際贅沢はいいません、ねずみの方でも牛の方でもいらしていただける方なら、どなたでも。 ということで、チェンマイに数あるお寺、また仏教伝来以前から、人々に崇められた、ピーバーンと言われる、 家々の精霊の祠に遭遇するたびに手を合わせております。
私の学ぶ、野口整体を始められた野口春哉先生は、「お母さんは妊娠が分かった、その日から毎日 最低20分は散歩をしてお腹の赤ちゃんとお話しなさい」とおっしゃいました。 また、『分娩台よ、さようなら』という
感動的な本を書かれた、東京の高井戸のお産の家、 明日香医院の大野明子さんは、日に3時間!の散歩を指導されています。そこで、妊娠 したら、散歩を始めようと手ぐすねをひいていた私ですが、冒頭で申したように、兆しがないことには。 ..と嘆いていた際に思い出したのが(チェンマイにいると時間があるので、色々なことを思い出します)いつも ありがたーい語りかけをして下さる易の先生のお言葉、「『社長になったら、
○○します』という人がいるけれど、そういう人はやらないし、ならない。なりたければ、今すぐ始めなさい」
盲点をつかれた思いで、朝の散歩を始めました。7月29日の 「三宝節」の日記でも触れた、片道20分の近所のお気に入りのお寺、ワット チェッド ヨーとの往復を 整体の先生に特別稽古していただいた「赤子動法」
という、赤ちゃんを抱っこして歩いているつもりで、体の内部になんのぶつかりも起こさないように(例えば
関節内の骨と骨などが)歩きます。ある日,熱心にお祈りする地元の女の子の祭壇にひざまずく姿が、
これまた整体で習った跪坐であることを発見。何でもタイの神様の お使いの座り方だそうです。チェディと
呼ばれる、仏塔の前の祭壇の御影石に靴を脱いで跪坐し、手を 合わせると、本当に胸がスッとします。
他の寺と違い、敷地の周りに垣根がなく、境内が 大きく広がる感じがするせいもあるかもしれません。
前にも述べた通り、ワット チェッド ヨーの "チェッド ヨー"は七つの仏塔という意味で、敷地内には14世紀半ばのお寺の建立当時に建てられたチェディに 加え、七つかな?もっとかな?仏塔があるので、その日の気分で、いくつかに手を合わせます。
仏塔ごとに、浮かんでくる欲、いえいえ、お願いが異なったり、何も考えられなかったりと、心地が全く違うのには驚かされます。 ゆったり暮らしているつもりのチェンマイでも、好きこのんで、コンピューター情報社会に身をさらしています ので、心のワサワサが起ります。そんな時にも、チェディを巡っているうちに、ワサワサがありがたい経験だった ように思えてくるので、不思議です。未だ神様の存在は半信半疑の極めて現代的な私ですが、地域の 人が長い間、手を合わせ、大事にしてきた場の力には心が動かされます。散歩を始めてから、 市場で親切に通訳をしていただいたり、往来の激しい通りを渡る際に率いてくださったりと、心ある方々 にお会いする機会が多くなったような気がするのですが、気のせいでしょうか?
2000年8月6日はタイでは下弦月。新月、上弦、満月、下弦の4日は仏様の日として、お寺では特別な祈祷があげられ、人々はこの日を暦の基準、行動の基準にします。



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