私が日本に出発する前、チェンマイ市内は排気ガスと野焼きの習慣による煤が
市内を覆い、バンコクからの飛行機が視界不良で着陸できないほどでした。チェンマイは盆地なので、
風が通り抜けにくく、排ガスと野焼きの害について手を打たないと、知らない内に呼吸器が蝕まれ
大変なことが起こると、昨年の夏チェンマイの日本語新聞「ちゃーお」)で読んだばかりでしたが、
本当に危ぶまれていたことが起こり、チェンマイ市中心の高度の低い所では、目がチカチカして
涙が出て、近くのビルのてっぺんが煙って見えないほどでした。私が3月13日に日本へ発つと、ほどなく雨
が降ったのはいいもの、その後記録的な猛暑で、チェンマイ市内でさえも、4月25日には39度を
記録したそうです。私がチェンマイ入りした4月27日以降にはそのような暑い日はありませんでしたが、
例年より早くも雨季が始まったようです。チェンマイの雨季は日本の梅雨とは異なり、スコール
のような激しい雨が2時間ほど降った後、太陽が燦々と輝くというような、雨の降り方を
しますが、さて今年の雨季はどうなりますことやら。一昨年はチェンマイ市内に6回も
洪水が起こったので、降りすぎても、旱魃でも大変です(何せその後、11月から3月までの約5ヶ月の乾季
には雨が降らないのですから)。チェンマイに移り住むことに
決めた時に自然のことは、有難いと思えることも、災いと思えることも仲良くやっていける
よう努力しようと決めましたので、受け入れるしかないです。購入した家は
洪水の被害の起こったことのない高台にしましたが。ここ最近未だかつてなく大きな、地震が
チェンマイでも起こっているので、明日のことは神ののみぞご存知と腹をくくるしかありません
わ。 |