このところ、世界ではイスラム過激派他、｢宗教｣と言うと、偏った考えで、極端な動きをする、恐ろしい
ものととられがちですが、宗教がないとできないことって結構あると思いませんか？私の従姉妹は（日本で）乳児院に勤めているのですが、キリスト教の教会が運営しています。大変な仕事で、一晩で10人以上の乳幼児を宿直で、一人で面倒見たりと、とても宗教心がないと勤まらないと思います。それでいて、子供を育てあげながらも、長期で仕事を続けている女性が、ほとんどだということなので、是非今度どのような職場状況なのか調べてみたいと思っています。
さて、今回紹介したいのが、チェンマイのある仏教団体の主催するヴェジタリアンソサエティ（英語名）と
呼ばれるレストラン及びオーガニックショップ。その団体は厳格なベジタリアンを推奨しています。そこでは、遺伝子交配による作物以外の野菜を、化学調味料を使わずに調理したものが、平日の夜明けから夕方まで食べられます。沢山の方々が働いていますが、自分で使った食器は全て自分で洗う仕組みになっています。指導の下でつくられた
野菜や厳重な検査で選ばれた食料を売るオーガニックショップで、分けてくれる手提げ袋は、全て、どこかのお店の使い古し。でも、丁寧に畳まれて箱にしまってあるものを分けてくれます。値段は市場より、かなり安く抑えられていて、
驚くことに仕入れ値と販売価格が一目瞭然になるように値札がつけられています。誰でも利用可能です。自然食というと、時に、経営者側が｢社会に奉仕してやっている｣という態度を見せがちなことがありますが、ここでは働く人も食べに来る人も皆、今日与えられた
食物にとても感謝していただきたくなる、そんな素敵な場です。
誰でも利用可能ってところが、極端な思想に偏らない秘訣なのかな？チェンマイって、こういう場所があるのが
凄い。実に不思議な場所です。 |
