昨年の12月にふとした偶然のお導きによって、長野県の松本市にある
神宮寺とご縁ができました。神宮寺のご住職はこれまで、色々な分野で活躍なさっている方ですが、そのひとつに、チェンマイの郊外のホーリン村というところで、HIVに感染した方を含む女性にお寺で着る作務衣を縫製してもらうというプロジェクトを推進なさっています。そのプロジェクトに実際に携わって
おられるNGO、Acceess21が
作務衣を作る人々の記録フィルムを作ることになり、音楽担当で、神宮寺を紹介してくれた
金ちゃんこと、竹田裕美子さんと、シンガーソングライターの宮武のぞみちゃんがチェンマイに
やってきました。
上の写真は音楽担当の二人が作務衣を作るための各工程の場を訪問した時のものです。
彼女達は藍や黒檀で糸を染めているホットという村と染めた糸を布に織るカレン族の村、そして、私は夫
ヌクーンのジュエリー教室が忙しくて行けなかったのですが、縫製をするホーリン村を訪ねました。
のぞみちゃんは物怖じせず初めての場でどんどん歌や踊りを披露し、どんどん皆と仲間になって
いました。私はチェンマイに移住して約1年半、苦労して、やっーとチェンマイの人々と仲間に
なって来たところなので、のぞみちゃん金ちゃんの馴染み力と音楽の力の偉大さを実感しました。
私の学ぶ整体の研究所の先生は「音楽は人々の胸の空気をふるわせて、その場の気を変える」
というようなことをおっしゃったそうなのですが、私が色々考えて行動して、迂回してやっとこじつけた場に音楽は全然違う経路で直接的に導くなと深く感じるに至りました。
ヨガや整体を通して、10年以上仲良しの金ちゃんが、後輩のぞみちゃんをバックアップする
ゴットマザーぶりにも感動し、金ちゃんを女神様と仰いでいる私も彼女のようになりたいと
思いました。金ちゃんと二人でチェンマイという不思議な場で再会して、出てきた会話には幻惑され、
中でも津波で亡くした共通の友人を追悼する会での出来事は、衝撃的で、何とか大きくて、強そうな?!石のペンダントを作ることで、宇宙の彼方に飛ばされた自分を取り戻すことができました。
いやはやお客様は皆素晴らしく強烈に我が家の空気をかき回してくださること。合掌
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