あけましておめでとうございます。チェンマイに移住してから、こちらの人々と同様に月を基準と
した暦で動くと物事がすんなりいくので、太陰暦を採用しています。従って、今年はグレゴリオ暦2008年
2月7日に新年を迎えました。本年もチェンマイ日記をよろしく
お願いします。
さて、新年最初の話題は我が家の庭の不思議な石について。乾季になって、草が枯れて出現
した石で 変わった石だなと思っていたのですが、昨年12月にハウスウォーミングパーティをした
時に仲間のカナダ人のPatrickが石を見て不思議そうにしているのを観て、
何故か我が家の守り神様として大切にしなければいけない存在だと感じました。普段見慣れて
いる物でも、何かの機会にふと、全然違う感覚を呼び起こすものです。
16AUG2007に書いたように
タイの家では大抵敷地内に精霊の祠があり、家の者は、家内の安全のために、清め、お供え物絶やしません。私達の家にもそのような祠を持ちたいのですが、西洋化された、夫のNugoonが「そのような
非科学的なことにお金を遣いたくない」とのことなので、近所の空き地の祠を拝んでいました。というのも
我が家は夜中でに台所やその他の場所で、何かをひっくり返すような大きな音がしたり、覚えがないのに、
水が流れっぱなしになっていたりと怪現象が多かったのです。私は土地の霊にも助けてもらえるのだと
大喜びでしたが、ウチにいらしたお客様が不安に思われては、チェンマイをお楽しみいただけないと、
お客様にいたずらをしないようにお願いしました。そのことを日本に帰って、易をなさる宮司の弘祥
先生に話しました所、「水が流れるということは、水を欲しがっているものがいるはずなので、戦争中に
何が あったか調べなさい」とおっしゃいました。その弘祥先生の言をPatrickが石を見ている様子で
思い出したのです。単なる思いつきですが、あの石に水が必要なのだと思いました。思いついたことは
何でもやってみると、面白いことにつながるので、どうせ石に水をさしあげるのなら、近くに木を植え
その木のためにお水を撒くようにすればいいと、元祖ながら族の私はふさわしい木を探しました。大好きなパッションフルーツ
の木 或いはイチジクの木と探しましたが、どちらも良いご縁がなく、食べ物の木という路線はあきらめました。03FEB2008に染めの
村ホットに行った際に、黒檀染めの黒檀の実がとれなく、ミャンマーからの輸入に頼っていると
聞いたので、理由を調査すべく、黒檀の木を植え、いかに実の採取が大変なのか調べることに
しました。上の写真の石の横に写っているのが黒檀の木です。成長には7,8年を要するそうです。
どのような成長ぶりを見せてくれるか、このチェンマイ日記でも折々ご報告いたします。我が家の黒檀で
こげ茶の美しい黒檀染めをしよう!とどんどん夢が広がります。
さて、ミステリーサークルの一部のような変わった石ですが、Patrickがリンガに似ているというので、
我が家のリンガとヨーニとして大切にさせていただくことにしました。合掌
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