今回は前回の04MAR2009の続き。
タイでは新月、上弦の月、満月、下弦の月が仏様の日として暦に記されていて、お寺ではその日に
祈祷があげられますし、かなり西洋化された生活をしていても、人々は、まだその暦を基準に行動しています。 妊娠して、頭では追いつけない、規模と速度で体が勝手に変化している私には、その周期に一回は、 つまり月の暦で4回は劇的な、心と体の変化が訪れています。
香港人のJamesにタロットを使ったリーディングをしてもらったことも、その劇的な変化のひとつ。リーディングによって「私の人生にとっての仕事」という、私にとって最も関心の高いテーマが見直せました。
Jamesに「Readingしてもらいたいことをあげて」と聞かれた時に、「本当は、今一番注意を払って
いなければならない子供のことにしなきゃいけないんだけれど..」と思いながら、仕事というテーマを選びました。英語でcareerですから、狭い意味での仕事で、子育てだって立派な仕事なのだけれど、それは私の知りたいことの優先順位としては低かったんです。既に子供に集中できない駄目母。とほほ。
面白いことに私が選んだカードは「これほど見るべき要素の乏しいカード引いた人はいない。」と
Jamesを 驚かせるほど、図柄に変化の乏しいもので、結論から言うと「今後6ヶ月間の間で
何も変化なし。そして、 仕事はあなたの人生に特に変化をもたらさない、大して重要でないもの。
お金は儲けられるけれどね。」
「本人は仕事、仕事とハイになりすぎですが、実際は仕事に伴う、面倒なことに、既に飽き飽きしている。 視点を変えて、例えばスピリチャルなこととか、全く違うことに目を向けると意外な展開が生まれるかもよ」 と言われてしまいました。とほほほ..
もっと重要なことを選べと言われて選んで、やっと登場したのが、「家族」というテーマ。Jamesのタロット リーディングは、彼の持っている7種類くらいのカードから、どれか選ばせてもらって、観てもらうんですが、 「家族」というテーマで、私は
大好きな「不思議の国のアリス」のカードを選びました。カードはそれぞれ袋に入っているので
中にどんなカードが入っているのか分からないようになっています。テーマによって、どんな種類の
カードを選ぶのかも、その人とテーマの関係性を語ってくれる要素だそうです。そういう、話の持って
行き方って占いの世界では常套手段なのでしょうか?うまいなあ。単純な私はワクワクしました。
そして、カードが予見してくれたのもワンダーランド。私が今後6ヶ月以内現れる家族の中の愛の対象に、 天と地がひっくり返る
ほどの大変化をするのだそうです。それなのに、いつも「ああすれば、こうなる」と
いう風に考えて行動することが得意な私は、その変化を甘く観ているそうです。「自分は良いお母さんに なれる」と高を括っているそうです。
とほほほほ...。そうですそうです、まったくもってご指摘の通り。
そして注意すべき点は「感情の起伏が激しいこと」と「矛盾」だそうです。キャーー!!!
金銭に関しては全く問題なし。これはよく言われるのです。実際の私は今、預金残高20万円足らず、私の固定収入はゼロ。その上、母に60万円の借金と、我が家はチェンマイの家のローンを抱えています。また、目下の緊急課題として、今まで、日本人には走っているのが不思議なくらいだった製造から30年以上経った、ポンコツ日本車がとうとう壊れて動かなくなり、タイでは中古車と言えども、信じられないくらい高いのですが、ウチのような街外れでは、どうしても必需品で、出産を前に買いなおさなければならない危機の中にいるのですが、どの人に観てもらっても我が家はお金の心配は全くないそうです。最近分析と調査により、やっと腑に落ち始めてきたのですが、どうやら夫ヌクーンは本当にお金を稼ぐ人らしいのです。何せ、子供の頃飢えた経験を持ってた人ですから、今の
地位に上ってきただけでも、豊かに育てられて、せっかく稼いだ貯金をつかいはたした私からしたら、尊敬する人物です。どうも経済的危機を作り出しているのは
私の不安が原因で、表面的なことらしく対策はあるようです。日本経済の状況と似ているのかもしれません。
「矛盾」、「言っていることとやっていることが違う」というのは、言われてみれば、常に私が陥りがち
で、不安に思って気をつけていることですが、「感情の起伏が激しい」とはいつも母に対して私が批判していることで観えていませんでした。私が母の創造物だということを忘れていました。わっはは。人間同じ欠点を持つ
人のアラはよく見えるんですよね。私も知らず知らず母とおんなじことをしているんです。
とてもいい時期に、本当に素晴らしい教えをいただけました。私は欲張りなので、この人生でやりたいことを沢山持っていますが、究極一つと言われると、「この人生で自分がどれだけ変われるか観る」ことです。そのために、最も重要なこととして、子供を生み育てることをちゃんと選んでいるのに、何故か熱中できなくて、 仕事、仕事とよそ見しちゃうのは「何故?」と散歩の間に、ずっと考えました。どうも母の希望のようなのです。私は15年間サラリーマンとして仕事をした結果、私が本当にしたいのは大会社に勤めることでも、高収入を得ることでも、世の中でカッコいいと思われる仕事につくことでもないと悟れ、私にとって本当に大事な ことは子育てと、出産、子育ての経験を生かしてできる仕事だと分かり、ちゃんと、その方向に行動しているのに、集中できないでいるのは、まだまだ母から独立できて
いなくて、母の「いい子」でいたい自分がいて、今のように社会的に誰も認めてくれない一介のタイ人の母という位置にいる自分に欠落感を持って苦しんでいたようなのです。これは
よし君にJamesが助言していたことを聞いて気づきました。「貴方のお母さんが 貴方に対して本当にして欲しいと思っていることをちゃんと知りなさい。それが貴方のできることや、やりたいことであればやればいいし、貴方の希望と
乖離していたら、決別できるでしょう?」とJamesは言っていました。これは世の中の人皆が、実は
気づかずに、行動を縛って、その人それぞれの可能性押さえこんで、苦境に陥らせてしまっている根本的な問題点ではないでしょうか?
それほど、お母さん
というのは良くも悪くも影響力のある、こわーいこわーい仕事なのだとつくづく実感しました。まったく母親業を軽視していた私です。
お陰様で、胃のムカつきはなくなり、美味しい物を美味しいだけいただけるようになりました。 うふふふ、幸せ(合掌)
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