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私の妊娠期と仕事
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お腹の子供に語りかけながら歩行しているうちに見つけた素敵なお寺のお庭

08Feb2008

日本の友達とメールをやりとりしている間に、ふと出た話題から 調べていったら、私は今年の丑年は天中殺とのことを初めて知りました。何だか納得。天中殺 の時期を計算できるサイトによると「天冲殺は、季節に
たとえると冬。動物でも植物でも、自然界のものは冬の時期に入ると休息の態勢に入ります。人間にも
やはり休息の時間が必要です」と あり、社会人になってからずっとガツガツ動き回っていた私が、20年ぶりに、本当にゆ〜っくり休息して、今までの人生をふり返る間を楽しんでいるのを神様に「その調子!」と言われたようで、とてもうれしいです。おまけに、休んでいるつもりが、無意識に子供まで育て、親として育って
いるとは..。親としては食べ過ぎたりしていてまだまだだけれど。とほほ..

私がまだサラリーマンで頑張っている頃、同年代の仕事に熱心な女性は、妊娠すると 「世間に置いて
いかれる」という危機感を感じているように思え、そういう焦りは母親にも 子供にも良くないので、私が妊娠
した暁には「是非、何か妊娠期に適した仕事を、 稼ぎは少なくても、心が満たされる仕事をみつけたいなぁ」と子供が欲しいと思ってから 11年間願ってきましたが、頭で描いていたことと、実際経験してみたことは
大違いで 私の場合は、仕事しながら妊娠しなくて本当に良かったと思っています。理由は気分や体調が
安定しないからということもあるけれど、それ以上に、妊娠中骨盤が開いていく間に、今まで の人生を反芻するとても良い機会に恵まれ、その反芻に専念した方が良いと思うからです。今一般的な計算で妊娠6ヶ月目に 入ったそうなのですが、今までに昔完全につきあいきれてなかった、体や心の色々な滞りが浮かび上がってきました。23歳の時にスキーで折った左ひざの骨折の戻りと思われる股関節や足首の痛みが、夜中にトイレに行ってすべったのを契機に戻ってきました。痛みが出た時は「食べすぎで体重過多なのに歩き
すぎかな??」とやや心配になったのですが、何日か様子をみると、流れていくように経過していったので、「怪我をした時につき合いきれていない痛みだったな、ずっと知らないで 持ち続けていた膿みみたいなもので、意識に上ってきてくれてありがとう」と感謝できました。 そんな風に思えたのも、特にやらねばならない
義務や仕事がなかったお陰。とことん自分の体の調子に 合わせられる贅沢な環境のお陰でした。今の時期が、そのようにお母さんとしての心と体の トレーニング期間だとしたら、与えていただいた機会を十分味わえてありがたいなと思います。

妊娠は人によって、子供によって全然違うとのことなので、次に妊娠する時は全然違った心地が 味わえて、充実した仕事と平行して、お腹の中の子供を育てていけるかもしれませんが、初めての 出産の今回は妊娠期の仕事は無しで、「おかあさん」という無報酬だけれど、とても大事な 仕事を始めるにあたるトレーニングで、十分心が満ちるのだということが分かって、妊娠の機会を 与えてくれたすべて森羅万象感謝しています。

明日の満月、タイではワンマーカブチャー (万仏節)という祝日で、お釈迦の下に、悟りの境地に達した1,250人の弟子が偶然一堂に会したという奇跡的な出来事を祝う日だそうです。月が満ちるに従って、色々ことが片づいたり、終えられたりするそうですが、この特別な満月に合わせて、私の周囲でも色々なことが片づいてきている感じです。タイの人々は寺で説法を聞き、手にロウソクを持って本堂や仏道を3巡します。



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