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泥レンガの家のコミュニティを訪ねる
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09MAR2008

日本に2ヶ月の長期帰国する明日を控えた前日の日曜に、Chiang maiから、およそ50km離れたところにあるMae Taeng というところで、Jon Jandaiというタイ人が開いているオーガニックファームを訪ねました。彼はどこにでもある、土を使って、レンガを作り、家を建てている人で、以前チェンマイ大学のアートミュージアムでも泥レンガの家の作り方のワークショップを開きました。(そこにカフェを作りたい!と情熱を持って行動した日本人女性により、今は素敵なカフェになっています。) 

夢の寺子屋、コミュニティを始めるには、まず、建物が無くてはですが、まともな方法をとっては、お金が
かかって実現不可能なことは、ここタイでも、日本と同じです。そこで、Jon Jandai泥の家に、私達の仲間の一人が注目しました。かなりの人が注目して、世界から沢山の人が彼の農場を訪れています。私達がお邪魔している間にも、タイ人のマウンテンバイカーが自転車で、そして、どこから歩いてきたのか?(恐らくチェンマイ市内から乗り合い自動車で来たのでしょう)西洋人のグループがやってきました。Jon Jandaiという人は、テレビをほとんど見ない私でも、顔を見たことのある、有名な大学の先生ですが、(今は泥の家のコミュニティに集中するために教鞭は後輩に託しているそうです)アジアのタイより貧しい国の人々が、泥の家の作り方を習いに来るのを無償で受け入れたり、世界に数多くある難民キャンプの建物を作るのに協力したりと、そのスケールの大きさには驚かされました。泥の家は見かけも美しく、中は冬暖かく、夏涼しい、おまけに雨にも、地震にも強い(ただし洪水は難しいそうです)ということで、私達のコミュニティでも技術を使わせてもらいたい!と同行した仲間一同心躍らせました。

お昼時に、お土産も持たずにお邪魔した私は、ズーズーしくもお昼をご馳走になってしまいました。Jon Jandaiは、後から知ったのですが、21MAY2007の日記でご紹介した、厳しい基準の下で育てられた有機野菜を、栄養価を下げない調理法で、美味しく、しかも低価格で提供しているコミュニティ、ベジタリアン
ソサエティの設立に携わった、食にも一家言持った人で、驚くほど美味しいお昼でした。10年ほど前に、
有機野菜をつかったカリフォルニアキュイジーヌにはまって、サンフランシスコからカリフォルニア州を回っていた頃に味わった味を思わせました。そういえば、チェンマイ一体は、自然と農作物に恵まれ、世界から人が集まって来る場所という点で、カリフォルニア州の北部に似ています。

5月の中旬に日本から戻ったら、まずは、試みにチェンマイの自宅敷地内に、工房兼運動場の建物を建て始めようと思っています。私が日本にいる間、これから2ヶ月はチェンマイ日記はお休みです。いつも読んでくださっている方、5月の中旬またこの日記を訪ねてください。

a:映画「ノスタルジア」の屋根のない教会、サン・ガルガーノを彷彿とさせる、瞑想場。毎朝6時から、ヨガ、太極拳と瞑想が行われるとのこと。
b:瞑想場のドーム内
c:通常の建物のように直線でできておらず、体にとても馴染む。
d:このような泥の家が敷地内(山一つ)に何軒か建っている
e:かわいいデザインのお手洗い。汚物は溜めて引き出して干して、農作物のためにつかう。
f:汚物を干しているところ。すぐ横になっていたバナナは、今まで食べたバナナの中で一番美味しかった。
g:コミュニティの食事用の小さな畑
h:大皿に盛った食事。あまりに美味しくて、何度もおかわりをした。去年の4月から住み着いた、中米に祖先を持つイギリス国籍の男性が料理を受け持っていた。彼は台所が好きで、休憩時間に本を読むのも台所。



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