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きのこ狩り
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カレン族のニコールと夫の従姉妹の娘Jatu
a
ニコールのしょいこの籠にはとった茸が傷つかない
ように、大きなチークの木の葉をひく
b
沢山とった茸の内形の良いものをもらった
b



a: カレン族のニコールと夫ヌクーンの従姉妹の娘で茸狩りを企画してくれたJatu
b: ニコールのしょいこの籠にはとった茸が傷つかないように、大きなチークの木の葉をひく
c: 沢山とった茸の内形の良いものをいただく

16AUG2008

夫Nugoonの勤め先ジュエリーショップNovaのボスで、彼の従姉妹の娘、Jatuは 商売上手で気転が
きいて、一緒にいて本当に勉強になる。ちなみに彼女は私のひとつ 年下の40歳。この年で、カナダ人の
パートナーと一緒に従業員20人以上のチェンマイ一洗練 された宝石屋さんを営む大経営者。もてなし上手
で自分のお店で働いてくれる人やお客さん、 友達をしょっちゅう 自宅に、様々企画した催しに招いて、心を
つかんで離さない。タイで自営業を営んで いくには、最も大切な経営者の素質だと最近ますます感心して
いる。日本も今では殆どの人が勤め人に なってしまったが、サラリーマン全盛になる前は、そういう賢い主婦が家業を切り盛りして いたのだと思う。

Jatuの今回の企画は茸狩り。チェンマイ市内だけれど、中心地の喧騒から離れて、別荘地の ような場所に去年引越した彼女は、朝の散歩を楽しむ内に、近所に住むカレン族の 女性Nicole(敬虔なリスト教なので
西洋の名前で呼ばれている)と親しくなった。Nicoleの 案内で茸狩りに行ったところ、とても楽しかったので、
最近彼女のお店の上顧客で、香港からチェンマイに 引っ越してきた、超料理好きのゲイのJamesを
喜ばそうと一席場を設けたのだ。しかしながら、 何故かJamesには前の晩にした連絡がうまく伝わらず。
当日、迎えに行って、彼の自宅の外から どんなに叫んでも目を覚まさず。結局、お供の私とJatuだけの参加になった。私はJamesの用意 するであろう、豪華ランチも期待して行ったので、少し当てが外れた。

きのこはNicoleに連れられるまま、山の方々を歩いている内に、知らず知らずに結構な収穫量に なった。
前に整体の仲間が日本の茸狩り名人の話しをしてくれて、「毒キノコと食べられるキノコの 見分け方は?」
との問いに、名人が「毒キノコは汚い所に生える、食べられるキノコはきれいな所 に生える」と答えたと聞いた。一般人には名人の指す場所を見ても違いが分からなかったとのこと。 私もNicoleが食べられる、食べられないと指示するきのこの生える場所の違いを感じてみようと 努力をしたが、やはり分からなかった。彼女は見た目では分からないものは匂いで嗅ぎわけて もいたが、これまた彼女の言う「くさい」が私には分からなかった。相当感覚器が彼女に比べて 鈍っているらしい。おまけに私は年の割には歩くのがとても得意と
その日 までは、自負して いたのだが、50代中ごろのNicoleは、これでもかというほど、本当によく歩き、JatuもNicoleに少しも遅れずに ついていき、かつNicoleが背負子を背負うのを手伝ったりと、何やかやと手を貸し、最後まで体が よく動く。タイでは年上の人を敬い、いつも気をつかうように教育されているのだ。 私は、
彼女達と比べて、でくの坊で、何もできない無能の人であることが実感させられた。 最後は私だけ持参した飲み水がなくなったこともあって(判断が甘すぎで、少なかった)、私の口数が 極端に減ったので、ニコールに「大丈夫かい?純子」と心配された。

あーあ無能。でもそれが 自分で認められたから、何かが変わっていくでしょう。



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