「これからは高台の水のきれいな所に住め」
と何人かの人に言われましたが、チェンマイに住んでいると納得です。
2005年に初めてチェンマイに長逗留した時に、ある朝ホテルで覚めたら、
川の近くの地域一帯が水にとり囲まれていました。その日の夕方にシャベルカーで救出されて別のホテルに移動するという稀有な体験をしました。その年は6回の洪水が
ありました。腰の高さ以上の水の中を歩いて、最初は大腸菌ウジャウジャと腰が ひけていたのに、慣れると地球とエネルギー交換をしているような予想外の
感動を味わえました。近所子供のようにビート板で顔をつけて泳ぐまでには至りませんでしたが、災害によって思いがけない成長ができるものです。
もちろん家を買う時は洪水の恐れの
ない山の近くにしました。
ホテルや観光の要所のあるチェンマイ市の中心から外れた、我が家のある地区では、乾季にはしょっちゅう 断水があります。水の循環のシステムが
よくないらしく、なぜか?雨季にも断水があります。給水タンクを持つ余裕のない近所の家は、知り合いの消防自動車に定期的に給水を頼んでいます。
職権乱用の横行しているタイらしいこと(笑)
我が家はおととし子供ができたことを機会にやっとタンクを一台備えましたが、毎日の おしめの洗濯等々水の需要が多いのでさらにもう一台設置しました。
図らずも水のきれいな場所に恵まれたらしく、庭には蛍がいます。そして待ち望まれた井戸の修理が完成しました。昔ながらの手漕ぎ式です。今は埋まってしまいましたが、世田谷の自宅にも以前は
井戸があったので、懐かしくて大喜びです。夏はすいかや野菜を冷やす天然冷蔵庫としてつかっていました。娘も大好きな ジブリの「となりのトトロ」に出てくるのと同じで大喜び。
乾季には井戸も水も枯れ気味ですが、素晴らしいことに、隣には乾季でも沢山の水を湛えた大きな池があります。蒸留すれば飲料水になります。
次は、水の濾過の仕方と燃料を効率よく使った蒸留法を探ります。
楽しみながら備えて憂いなし。
♪すべての願い、望み、祈りが叶うこの世界に感謝♪
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