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11月の満月のお祭りロイクラトーン-放つという感覚
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他の素朴なお寺と違って、かなり段取り上手な宗派。多く訪れた外人のための通訳も流れました
ヤシ油を含んだトイレットペーパーを燃やして、気球の中の空気を温めると、上昇する仕組み
何千もの気球、コムファーイが空に上げられるのは圧巻

24Nov2007

 放つという感覚はタイ人にとっては浄化の感覚なのかもしれません。 お寺では、解き放ち、徳を積むために、籠に入れたすずめや川に放流するための魚が売られて います。

さて、これも放つお祭り。11月の満月の日は北タイ最大のお祭りローイクラトーンが行われます。 ローイクラトーンというのは、トロピカルドリンクのような飾りのついたバナナの葉と茎で作ったものを 願掛けした後、水に感謝して、川に放つ(流す)、いわゆる精霊流しですが、 満月の前日にはコムローイと言われる、熱球が街の各地で上げられます。

今年は皆が集まって一気にコムローイを上げるので有名なチェンマイの郊外にあるお寺に行って きました。去年も行ったのですが、途中交通渋滞にはまって、行きつかなかったのです。 さすがに、このためにバンコクから駆けつける人もいるくらい、広告とプレゼンテーションのうまいと 評判のお寺で、外国人の参加者も
多く、お坊さんの読経の後通訳まで流れるという至れり つくせりぶりでした。オーストラリア人の友人は
あまりの多くの熱球で、上空を航行する飛行機が 落ちやしまいか?心配で退散したと言ってました。それはさておき、大勢で願をかけた後一気に上げる 熱球の数は、一見の価値ありです。何せ、熱球が藁葺き屋根の家に落ちたらどうするのか? などなど安全を考えたらとてもできることではありませんし、安全対策に配慮のない国が他にあった としても、タイほど全体主義的な国は他にありそうもありません。お寺の儀式はともかく、チェンマイを 訪れるなら、気候も良く、街中が沸く、11月の満月にご計画ください。



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