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空が見えた!
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屋根を全部外した
a
屋根の上からの眺めは絶景であることを発見
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a: 屋根を全部外した
b: 屋根の上からの眺めは絶景であることを発見

02SEP2008

バンコクに非常事態宣言が出されたので、心配してメールをくださった方 ありがとうございます。バンコクや空港の占拠されたプーケットその他の様子は私もテレビでしか分からないのですが、チェンマイはいつも
通り、特に変わりがありません。

もっかの所、我が家の大非常事態は、仕事を休んで、緊急作業が行われた、一昨日からの大雨漏りです。31AUG2008の日記でも書きました。

多分バンコクの大多数の人も、オリンピックの応援並みの熱気でテレビ観戦はしている と思いますが、大半の庶民はしたたかに、通常の生活を続けていると思います。ただ、野次馬根性丸だしのタイ人が集まる所には、ビジネスチャンス!と、より利益を求めて屋台の店主が、忙しく、街中を移動をしているでしょうことは
想像できます。4年前のチェンマイ市内の大洪水で、ブルドーザーで救出された私は、ブルドーザーを降りた
正面に、ジュージューと香ばしい匂いを立てる腸詰の屋台が店開き しているのを発見し、大変驚きました。当時はアンビリーバブルタイランドのひとつ?でしたが、今では 気にもとめません。

前回のクーデターで戒厳令がしかれた時も、5人以上(だったかな?)の集会禁止になりましたが、 子供達の集まる仮面ライダーショーにまで、警察が来て、正義の味方仮面ライダーが 警察にしょっぴかれたのを、「子供達の夢を壊すではないか?仮面ライダーは無敵で警察より 強いはずではないか?」との抗議か?
冗句か分からないニュースが現地の新聞に写真入りで載っていました。

夫ヌクーンは 今度の示威行動をタイではよくある行事だと言っています。本当にそのようで、以前読んだ本 、タイ―開発と民主主義 (岩波新書)に書いてありました。今回の騒ぎは、その本に出てくる英雄 が登場したり、16年前の同様な騒ぎの際に警察を使って、多数の若者を殺した、悪徳政治家と呼ばれる 人が背後に
いそうで、リアルにタイの歴史と政治が勉強できます。昨夜のなぜ非常宣言を出したのか?と 外人、特に
国内の報道陣に詰問されて、説明する軍の主将の会見の様子も、渦中にいるので、アメリカなどの 全くの異文化の国の会見内容などより、ずっと興味深く観察しました。またまた辞めた!!日本の元福田首相の表情などと比べると面白いかもしれません。私としては、今回のような騒動は、時に死傷者も出る、男達の、女からしたら、まったく馬鹿馬鹿しい、日本の喧嘩祭り みたいなものだと捉えています。

まあ、とにかく我が家の緊急課題は屋根の張り替えでして、雨の心配される空の下、仕事を休んで 夫婦力を合わせて張り替え作業を行いました。昨日「ジュエリーの生徒さん を断って損するお金と人を雇うお金とどちらが高いか分かっている?」と私に聞 かれても、まだ考えを変えないキーニャオ(タイ語でケチ。語源は、キーはウンチでニャオはネチョネチョする)ヌクーンさんに、かなり疲れがきていましたが、屋根を全部外し
終わって、空を見上げると、家の横の高い松の木が(ヌクーンは松だといいますが、私は 杉の木だと思います)が空にのびて、イタリアの糸杉並木のある風景並みに、絶景で、今まで私達の知らなかった、素晴らしい宝物を 発見しました。思わず美しさに見とれて、二人で顔を合わせて、その空間を生かす方策を 探しました。今日は、とりあえず二人で普通の屋根をはること、でも近い内に 工務店に頼んで、三階と屋上を造る
案で合意できました。大雨漏りのお陰で、今朝 私に大いなる気づきが来て、何かが変わったのです。
人を変えようとしても、むりですが、 自分が変われば大きく世界が変わる。

その気づきとは...
一昨日集中豪雨で、激しい雨漏りをした(幸い昨夜は雨はふらず)部屋のカーペットは 昨夜の段階で、既にカビが繁殖し始めたらしく、異臭を放っていました。 それにもかかわらず横のベッドですやすや寝られる私は「できてる」と思っていました。 明け方に痒くて目が覚めた瞬間「カビだけでなく?ダニか?」と急に不安に
なりました。 が、直後におとといのネズミ やゴキブリの話ではないですが、「ダニなら、今に始まったことで
なく、とっくの昔からいたのだ」 と気づきました。「私が気づくか気づかないか?の問題で、今回の天災で急にやってきたのでは ない。」 整体では、虫にかまれる必要のある、偏りのある体の人が、蚊などの虫に刺されると、 病気もしかりで、本人が拾っているのだと習いました。自然は私達が生まれる、ずっと 昔から、変わらず永遠の営みを続けているだけなのです。そんなこと、とっくに知って いるつもりだったのに、分かっていなかった、腑に落ちていなかったことに気づいたのです。 「ダニやネズミに何かされるんじゃないか?」と不安で体を硬くして、余計な物を 呼んでいるのは、私なのだと気づいたのです。そして私は「なにかされる!」と不安に なった時に、無意識に首と、肩甲骨から上を縮める体位をとっていることにも気づいた のです。去年の秋に整体の稽古に出た時に首を縮める悪い癖については悟ったつもり だったのですが、まだまだ認め方が甘かったのです。そして、知らない内に、危険じゃない 時にも、いつもその姿勢をとるのが癖になっていて、平和に寝ているつもりでも、 首と、肩甲骨から上を縮める体位を続けていたことに気づきました。 これは私の人生にとって、とても大きなことです。よく「大いなる物に身を任せる」と私が関心の あるスピリチャル系の本に書いてありましたが、「身を任せていないこと」がどういうことか を知らなかったのです。それを認めさせてくれた、リスの襲撃と一昨日の集中豪雨は本当に偉大です。 その気づきが起ってから、沢山の虫が生息する我が家の庭の明け方の草の上に、 身を横たえて、初めは、首を縮めて、とっていた拒否の姿勢が、解けて弛んでくるのを 感じました。夢でみたのかしら?想像かしら?

実際に、明け方に我が家の庭で身を横たえられるかまだわかりません。聞くところによると チェンマイ市内でもコブラが出るそうですし、夜はサソリも活動しているそうです。 まだできるか分からないけれど、できるだけ早い内に、そうやって 地球と一体になる、いつもの新月に願っている「森羅万象に助けてもらえる」 自分に
本当になりたいです。

やっと、もうひとつの豊かな国ジパングに行ける準備が始められます。



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