去年の8月の新月にサンカンペーンという温泉で考えがやってきてから、私はチェンマイ郊外に、子供から大人が生から死までを学べるコミュニティを
造りたくて、日本で、チェンマイで各方面に話を聞いてもらってきたのですが、ようやく実際に
"動く"準備が整ってきて、5月の終わりには設立委員会が発足しました。活動の様子は日本語と英語で専用のWeblogを始めたので、ご興味がある方はこちらへ。 日本語はコチラ。英語ココ。
さて、プロジェクトプランのドラフトを書き上げて、費用の概算を出した時点で、いつも、色々なために
なる 情報をくれる、コミュニティ設立委員の一人、心理学者のRayがBOI(The Board of Investment of Thailand)という政府の下部組織がチェンマイで、ビジネスセミナーを開くと誘ってくれたので、リサーチに行ってきました。
余談ですが、会場のShangri Laホテルは2ヶ月前にオープンしたばかり、私がチェンマイに自分探しに 来た、2005年の夏に、建設現場は40年以上
ぶりの大規模な洪水に見舞われ、建設の終わった地下部分の汚水のくみ出しに苦労し、2008年
春やっーとオープンしました。現在チェンマイの市内には8軒の五つ星ホテルがあり、客室数は1800室だそうです。私が始めてチェンマイに来た2003年には、インペリアル ホテル系のメーピンホテルがあっただけで、五つ星には格付けされていませんでした。いやはやチェンマイも10年余りで、急激に村から街に変わったものです。
元の仕事で、東京での様々なビジネスショーを訪れたり、出店したりしていた私には、チェンマイでは初?と思われる、投資家向けセミナーは微笑ましいもので、外国人投資家を呼び込みたいのに、出展者のほとんどの資料はタイ語で、外国人にはチンプンカンプン。それでも、セミナーは英語日本語での同時通訳が提供され、北タイの日本語新聞ちゃーおなどで読んで知っていた、タイ政府の周辺アジア諸国への投資計画について、詳しく学べました。北タイの産業は、チェンマイから車で1時間ほどのところにある、ランプーン工業団地を除き、
布製品、家具、観光といった軽工業のみで、今後タイ国政府及びBOIが外国人投資家をどのように魅了していくか、また利便性提供していくかはっきりしない内容でしたが、タイ政府の真剣に外資を導入し発展していきたい姿勢は伺えました。ただ、私達、投資家の最も憂慮する、政治不安が取り除かれてではないと、外資を呼び込むことは不可能なので、その辺りを政治家も次官も、国のために真剣に考えて欲しいものです。これは、タイ人の子供を生み育てるつもりである(まだだけれど)、私個人の願いでもあります。現在のように、世界的に天候不順、原油高騰、食料危機が叫ばれている中で、何とか、ふんばって、食料自給率の高いタイなどの国が率先して、世界の安息所のような役割を果たせたら、その後の国としての展望が大きく開かれるのではないでしょうか。
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