夢は願い続けていたら必ずかなうものだと思います。ただ何時かなうかは残念ながら、決めることができない、神様のみがご存知のこと。毎月新月に願望を書くことを勧めているアメリカの占星術師Jan Spillerは
｢夢がかなう過程で人は人格を磨く経験をし、その夢にふさわしい人格になった時に夢がかなう｣
と”新月のソウルメイキング”に書いています。

そういえば昔知り合った人が
｢10年前の自分が今の自分を形作る、今の自分が10年後の自分に大きく影響する｣
と10年後の私、10年前の私に手紙を書くワークショップに参加しているという人がいました。

この所毎週のように自宅で娘とパンをこねて焼いています。地元のチェンマイ大学の学生さんが 絞った美味しい無調整の牛乳でつくったカスピ海ヨーグルトを種にした天然酵母のパンです。整体の先輩Mさんが整体の稽古場の皆が耕している千葉の畑でとれた美味しい小麦をくださったのと、昔パン屋さんになるのが夢だったNちゃん（無事七夕にチェンマイで女の子を出産しました）が焼いてみせてくれたのがきっかけです。
大好きな東京の富ヶ谷のパン屋さんルヴァンのサワーチェリーとカシューナッツのパンを思い浮かべながら
イラン産の干しイチジクとタイ産のカシューナッツにキャラウェーシードを混ぜたホールウィートのパンを気に入ってよく焼いています。

時間さえかければ、トースターに毛の生えた電気オーブンだけで、自家製パン焼機がなくても美味しいパンが焼けます。パラグアイ育ちで、必要な最低の荷物で世界をめぐっているNちゃんに言わせれば庭に石焼釜を作って焼くべきだとのことです。なるほど。整体の研究所の先生が
｢ボタン一つで何でもできる世の中がそう長く続くはずがないよ。子供に教えるなら最低100年は続いていることを教えなさい｣
とおっしゃっていました。

パンをこねながら、そういえば 21年前の夢が今かなっているなあと思いました。 私は大学を卒業する時に
やりたい仕事も入りたい企業もありませんでした。
｢一体何がしたいの？｣
と問われて答えられたのは唯一
「大草原の小さな家」
チェンマイに住んでいるなんて、当時の私では想像もつかない形で、大草原の小さな家生活、基本的なことを家族や仲間と力を合わせて取り組む生き方をし始めているなんて、未知の私と出遭えるから人生って
本当に面白いです。

次なる夢は、パンをもっと美味しく、かつ手際よく焼けるようになって、間もなく完成間近のゲストハウスに
滞在してくださったお客様に朝食としてお出しできるようにすること。２０代に巡ったイタリアのトスカナ地方の田舎の宿の中に自家製のパンを出してくれた所がありました。
数々の夢たちは、私がどんな人格になったら実現するのか楽しみです。

♪すべての願い、望み、祈りが叶うこの世界に感謝♪

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