前回の26FEB2008 の日記で紹介した、HIVに感染した方を含む女性に、お寺で着る作務衣を縫製して もらっているNGO、Acceess21のことを04MAR2007の日記に書いたイスラエル人のNatashaに話した ところ、日本ファンの彼女は「日本のお坊さんの服」に多いに関心を示し、「是非買いたい!」というので、 作務衣の紹介を兼ねて、毎週チェンマイの仲間で金曜のお昼に彼方此方、場を変えてご飯を食べているFriday Lunch(18JAN2007の日記をご参照ください)を我が家、工房 凛チェンマイで開催しました。
前の週にNatashaとご主人のArieがマクロバイオティックのレストランでご馳走してくれた料理を見て、
「何だ彼らは私が東京で普段つくっている、タイ人に言わせれば味のない野菜料理が好きなのか!」と 分かり、思い切って、塩と醤油だけの味つけで、なるべく熱を加えない有機野菜の料理を饗しました。 チェンマイはただいま盛夏の4月に向けて暑くなる一方で、油っぽいタイ料理は疲れた胃腸に重く、仕事で参加できない油っぽいもの好きの夫Nugoonのいぬ間に、いそいそとあっさり料理をつくりました。煮干と 鰹節でだしをとった味噌汁も用意しましたが、どう考えても彼らには魚くさくて食べられないだろうと次回以降に挑戦してもらうことにしました。
食卓の話題はタイを含む世界の社会問題や環境問題などで、初参加のAccess21の若いM子ちゃんは 「チェンマイ人は意識が高くて素敵だ」と言ってくれました。チェンマイには本当に色々な背景を持つ人が住んでいるので、国際政治や世界経済の問題を、事情をよく知っている人が背景をよく説明してくれることが多いので、単なる批判や非難で終わらず、人類全体の問題として考えることができます。そういった地域の特性があるために、私はここチェンマイから世界へ、人類や地球、世の中全体のための何かが始められるのではと期待して、道を模索しています。
途中激しいセミの鳴き声が加わったので、皆でタイの豊かな自然と農作物に感謝する気持ちが高まりました。この仲間にも協力してもらって是非今年は、世界の子供から大人が、この自然の中で、生から死まで、人生を学べるコミュニティ造りを始めたいです。
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